レントゲン調査は医療で使われているレントゲン撮影と原理は同じで、X線を対象のコンクリートに向かって照射して内部の鉄筋、配線・配管等をフィルムに映し出す方法で調査を行います。
レントゲン調査の最大のメリットはフィルムに映し出された内部の画像はとてもわかりやすく、精度の高い調査が行うことができることです。そのため、鉄筋探査(RCレーダー法)よりも信頼度が高いものとなります。ダイヤモンドコア工事、あと施工アンカー工事の際に内部構造物をどうしても避けて施工したい場合はこの調査を事前に行うことをオススメします。
施工はコンクリートの厚さが状況、装置によって異なりますが約30㎝(状況により変動します)程度まで照射可能、またX線を照射するため反対側にフィルムを設置します。撮影時間は数十秒~と短時間でその場で現像できますのでスピーディに施工に移行できます。
レントゲン調査ができない場合(例えば反対側にフィルムを設置できない、コンクリートの厚さが300mm超えており透過できないまたは放射線の安全管理ができないなど)は代替として鉄筋探査(RCレーダー法)を採用します。実際、現場での判断が難しい場合は多々あります。まずは弊社にご相談ください。解決の糸口をご提案いたします。
レントゲン調査活用例
- 内部構造物の位置を正確に把握したい(鉄筋、配管等の種類の区別を把握)
- 客観的な情報が欲しい
- ダイヤモンドコア工事、あと施工アンカー時に内部構造物を切断したり、傷つけたくない